清水技研株式会社は徳島県初の本格的な宇宙開発を行う企業です。 私たちが目指すことは自社で開発した通信機器が様々な人工衛星に搭載されること、さらには独自の通信機器を搭載した人工衛星の打ち上げをこの徳島阿南の地で実現することです。近い将来、阿南が宇宙の町と呼ばれるという夢を実現させるべく私たちは力を尽くします。

設立理念/VISION

ただひたすらに宇宙が好きです。宇宙は想像もつかないほど広大です。どんなに頑張ってモノを作っても、どんなにすごいモノを作り出しても、宇宙の広さからすればちっぽけです。でも、宇宙が好きで、宇宙開発のモノづくりをやめられない。もしかしたらその活動自体が地球を汚すことになるかもしれないという危機感を忘れることなく、環境に負荷をかけないような、次の世代に美しい地球を残せるような活動をめざします。

MISSION

私たちが住む地球は、宇宙(無)の中にぽつんと浮かんだ小さな船で、生活に必要な物は全てそろっている快適な空間です。しかし、実際に今、温室効果ガスによる気候変動、乱獲による海洋資源の減少、紛争や戦争といった問題が表面化・深刻化してきています。弊社が得意とする無線技術や電源技術を生かし、宇宙から地上の問題を解決するお手伝いをします。宇宙からなら地上を鳥瞰的にとらえることができます。最近の技術では、より高解像度でより深い情報が得ることができるようになりました。弊社は、そういったサービスを提供しませんが、そういったサービスを提供する企業・団体に技術提供や部品供給をすることによって、間接的に、地球の問題を解決することをお手伝いできればと思っております。

Technology

弊社代表の清水は、英国サリー大学スペースセンターで博士号(PhD)を取得し、二十歳のころから今まで、民間の超小型衛星から高信頼性(ECSS規格クラス1)が求められる政府の大型惑星探査機などの搭載機器の研究・設計・開発・製造・運用を行ってきました。今まで、携わった全ての衛星開発で、きちっと動作させてきました。特に、宇宙通信に関しては、宇宙側、地球側共に10年以上の設計、開発、試験、運用の経験と実績があり、第1級陸上無線技術士の免許を取得しています。

Our laboratory

阿南工業専門高等学校内にあるインキュベーションセンターに本社兼研究所を構えています。宇宙と言えば、まず挙げられるのが真空ですが、ラボ内に設置された真空チャンバーは宇宙空間を模した環境(超高真空)を内部に再現することで、製造ミスの他、材料や設計などの潜在的な欠陥の検出を行います。人工衛星は、一旦ロケットで打上げたら遠隔操作のみになり、修理することは一切できません。その状況下で搭載した機能を長期間維持するためには、無線通信が生命線であり、それには打上や宇宙環境に耐える堅牢性、2000km以上離れていても双方向通信できる性能、そして公共の資源である電波を出すからにはその電波の品質保証が求められます。「地上試験で動作しないものは、宇宙でも動作しません。」

PROFILE